今回は、これから大企業に入社するかどうか悩んでいる人、大企業にいて「俺、大企業に合ってないかな?」って考えている人に向けて、どんな人が大企業に向いていないのか?入社してから合ってないと気づいた人はどうすれば良いのか、解説していきます。

さっそくいってみよう!
大企業にあわない人
さっそくですが、大企業にあわない人の特徴は以下の通りです。
- 大きな裁量が欲しい人
- 最短で成長したい人
- 実力に合った評価がされたい人
- 自分のキャリアパスを自分で決めたい人

順番に解説していくね!
大きな裁量が欲しい人
まず、裁量をもって自分で考えて、自分でリスクをとって仕事がしたい!という方は大企業にあまり適していないと思います。
理由は以下の通りです。
- 部署ごとに役割分担が細かくわかれている
- 上下の役割分担が細かくわかれている
部署ごとに役割分担が細かくわかれている
大企業では、営業部、経理部、調達部、経営企画部みたいに部でわかれているだけでなく、それぞれの部の中にいくつかの課が入っています。
たとえば営業部の中に営業1課、営業2課、営業企画課、営業管理課、マーケティング営業課、、などなど。
この課は一体なんなの?みたいな課がめちゃくちゃあります。
なので、それぞれの課がやってることは細分化されており、個人の裁量は小さくなってしまいます。
上下の役割分担が細かくわかれている
大企業では、部署が細かくわかれているだけでなく、それぞれの部署の中でも役割がしっかりわかれています。
課の中には課長がいて課長補佐、主任、ナンバー2、平社員みたいに縦割りになっており、こちらもそれぞれの役割が明確に分けられています。

大企業は縦割りも横割りもかっちりしてるんだよ
業務が細かくわかれているから、一人一人の仕事は全体の一部なので「仕事の裁量」という意味ではかなり小さくなるのです。
最短で成長したい人
成長スピードを最大化したい人には大企業は合いません。
大企業では、一人一人の業務がシステム化されており、毎日やることがだいたい決まっています。
もちろん新しいことに取り組む必要もありますが、90%は既存の決められた業務で、10%で新規事業を発掘していくイメージです。
それに比べてベンチャー企業では既存業務が存在しないため、ほとんどの仕事が0から1を作り出す新規事業か、既存商品の新たな販路を開拓するといった新しいことに取り組む仕事になります。
新しいことをやるにはたくさん勉強したり、自分で考えて工夫する必要があるので、成長スピードは早くなりますが、大企業だとどうしてもルーティン業務が多いので成長は遅くなります。

大企業の社員育成は、研修などでじっくり育てて35歳ぐらいで活躍できる人材を育てるというイメージ。
実力に合った評価がされたい人
ほとんどの大企業の評価はまだ基本的に年功序列になっています。
なので、若いうちに飛び抜けた成果を出してもすぐに昇格、昇給することができません。
一般的な大企業での昇格イメージは以下の通りです。
大企業の一般的なキャリアパス 23〜35歳 平社員 35〜40歳 係長 40〜45歳 課長 45〜50歳 次長 50〜55歳 部長
係長にさえなれない人も半分ぐらいいたりもうちょっと早く出世する人もいますが、だいたいはこのくらいのスピード感で昇進すれば「頑張ってるね」という感じです。
なので、若いうちから急成長したいという人には大企業はあまりお勧めできません。
自分のキャリアパスを自分で決めたい人
自分で自分のキャリアパスを決めたいという人は大企業には向いていないです。
なぜなら、大企業では部署異動は基本的に人事異動通知待ちなので、自分の希望通りの部署にいけないことが多いからです。
必要なポジションに人を充てていくので、東京の本社に配属になっても北海道支店に空きがでたら1〜2年で東京から北海道に異動するというケースも全然あり得ます。
大企業は部署や支店の数が多いので仕方ないと思います。
規模の小さい会社だと、やってる事業が限られているので入社後に全然違う仕事をやるということはないと思います。
大企業があわないと思ったらやること
「大企業に入社したけど、やっぱり俺は大企業に合わないかも、、」と思うことはあると思います。
そう思ったあなたは優秀であり、高いスキルを持て余してしまっています。
ぜひ行動しましょう。
具体的には以下の行動がおすすめです。
- 転職する
- 副業をがんばる
- フリーランスになる

順番に見ていきます!
転職する
大企業が合わないと思ったら、転職を検討してください。
あなたの能力を求める会社はたくさんあります。
もっと裁量が欲しい、成長したい、という人はぜひベンチャーへの転職を考えて欲しいです。


大企業からベンチャーへの転職は、一時的には給料が落ちる可能性が高いです。
でも、実力で評価される環境は刺激的ですし、頑張ればどんどん給料は上がっていきます。
自分の能力を試したい人はチャレンジする価値あると思います。
副業をがんばる
「ベンチャー転職はちょっとリスキーだな、、」と思う方はまず空き時間で副業することをおすすめします。
副業をするメリットは以下の通りです。
- 自分で稼ぐ経験をするから自信がつく
- 自分で調べる力、知識が身に付く
- 転職や起業への足掛かりになる
大企業で働いていると、自分の業界以外の知識がなかなかつきません。
なのでまずは外に目を向けて自分で調べて自分で稼ぐ経験をすると、価値観が変わったりチャンスが広がったりします。
おすすめの副業は以下の通りです。
- クラウドソーシングのサイトで仕事を受注する
- ブログアフィリエイトで稼ぐ
- Youtubeで稼ぐ

自分がやったことのない領域でお金を稼ぐということは大きな自信になります。
フリーランスになる
副業にチャレンジしてその仕事にハマればそのまま、フリーランスになることもできます。
たとえばプログラミングを勉強して、副業で簡単な仕事を受注していくうちにスキルアップして受注を重ね、気がついたら本業の収入を超えていた、というのはよくある話です。
フリーランスは不安定なイメージがありますが、たとえば3年間フリーランスをやってその後就職するというパターンも全然ありです。

個人で稼いだ経験のある人はマイノリティなので、企業からも重宝されることが多いのです。
まとめ
ここまでで、大企業に合わない人、大企業に合わない人がやるべき行動について解説してきました。
最初は「良い!」と思って入社した大企業が「合わない!」と思うのは、成長している証拠です。
成長したら環境を変えて自分のスキルを眠らせないようにすることが大切です。
常に自分をアップデートし、行動を起こし続けてキャリアを充実させていきましょう!
この記事が少しでも役に立てれば幸いです。