
転職のオファーがもらえそう!そろそろ現職へ退職意思を伝えなきゃだけど、いつ伝えるのがベストなんだろうか、、??
このような疑問にお答えしていきます。
転職活動も残りはあと一歩。最後のしめをしっかり丁寧にやるだけです。
転職が決まったらできるだけ気持ちよく今の職場を去りたいですよね。
今回は現職に退職の意思を伝えるのはいつがベスト?という話について、実際に大手からベンチャーへの転職を経験したぼく自身の経験から解説していきます。

それでは早速いってみよう!
退職意思を伝えるタイミングはいつ?
退職を伝えるタイミングについては基本的に2つの選択肢があります。
- オファーレターにサインした後(転職確定後)
- オファーレターをもらった後(転職確定前)

それぞれのメリットについて解説していくね!
オファーサイン後に退職を伝える
現職に退職を伝えるタイミングの一つはオファーレターにサインした後です。
転職活動において転職エージェントに推奨されるのはこのタイミングです。
なぜなら、転職エージェント側にメリットがあるからです。
転職エージェントは求職者を転職させてはじめて報酬が得られるわけなので、頑張って転職支援してきた人が最後の最後で「転職しない!」となることを恐れています。
なので、「オファーレターにサインして転職を確定させた時点で現職に報告してくださいね。それが普通ですよ。」という言い方をします。
なるほど、それが普通なのか。と流されないようにしたいですが、求職者側にもこのタイミングで伝えるメリットは1つだけあります。
上司からの引き留めに遭わないですむ
オファーレターにサインする前に上司があなたの転職意思を知れば、「ちょっと待て、サインするな!」と引き留めにかかる可能性が高いです。
サイン後であれば、基本的に転職は確定しているので引き留めに遭うことはないでしょう。
なのであなたが上司の引き留めをめんどくさいと思うのであればサイン後の報告をお勧めします。
ぼく自信、オファーレターにサイン前に上司に報告したのですが、4〜5人から引き留めが入り1週間ぐらい色んな人と何回もミーティングしました。
中には夜中や日曜日に電話してきて2時間ぐらい話すこともありました。
このような引き留めが嫌だ!と思うのなら、サインした後に報告した方がいいでしょう。
オファーサイン前に退職を伝える
もう一つの選択肢はオファーレターにサインをする前に退職を伝えることです。
ぼく自身転職の時にはこのタイミングで伝えましたし、こちらの選択肢の方がベターだと思っています。
理由は以下の2点です。
- 現職のキャリアパスと比較検討できる
- 上司の意見を参考にできる
現職のキャリアパスと比較検討できる
転職を確定させる前に退職意思を伝えると、会社はあなたにやめて欲しくないので、多くの情報をあなたに開示してくれます。
たとえば、「3ヶ月後にアメリカ駐在してもらう予定だ」「君の昇進を考えてたんだ」などの情報は教えてもらって損はないはずです。
それでも転職したいのか、それだったら残りたいのかという選択ができます。
ぼく自身も上司から「次は海外でこういうプロジェクトに参画してもらおうと思っている」とかなり詳細にキャリアパスを教えてもらいました。
なので、ITベンチャーに転職するか、海外プロジェクトか。という風にかなり具体的なレベルで次に自分がやりたいのはどっちだ?と悩むことができたのはとてもよかったと思います。
上司の意見を参考にできる
めんどくさいかもですが、上司の意見は聞いておいた方がいいとぼくは思います。
理由は以下です。
- 自分では気づかなかった意見をもらえるかも知れない
- 上司と話しても転職意思は変わらないという自信になる
1についてはぼくはほとんど無かったですが、2は当てはまりました。
上司の説得を受けたり、色んな人と話して考えが変わったらどうしよう?と思っていましたが、ぼくの転職意思は全くブレませんでした。
なぜなら上司のアドバイスは全部、転職活動していた時に自分で考え抜いてきたことばかりだったからです。
なので全部論破できました。
あ、自分はしっかり考えて転職を決意したんだな、と自分の決断に対する大きな自信になりました。

自分の決意を確かめるためにもうまく上司を利用しよう!
退職意思は誰に伝えるべき?
さて実際にオファーレターを受け取ったら、まずだれに退職意思を伝えるべきか悩みますよね?
答えは、直属の上司です。
理由は、直属の上司があなたの管理をするのが仕事なので、その上司が他の人からあなたの退職意思を聞くなんてことになればその人の面子丸潰れ、評価だだ下がり、だれも幸せになりません。
なので、まずは直属上司に報告して「あとはこの人とこの人にも報告したいのですがいいですか?」と相談するべきです。
直属上司が全て把握している状態にするのが重要なのです。
退職を伝えてからは何が起こる?
退職を伝えてからのスケジュール 1. 引き留め面談 7日間 2. オファー回答 3. 引継ぎ 30日間(退職の噂広がる) 4. 有給休暇消化 30日間(退職をみんな知る)
引き留め面談
オファーレターにサインする前に退職を伝える場合、オファー回答までの1週間は、色んな役職者をたくさんの面談を実施することになります。
なので、自分の退職理由を簡潔にわかりやすく説明できるようにしておきましょう。
ここまで転職活動を勝ち抜いてきたならばそんなに難しくないと思いますが、気を付けたいのは現職を悪く言わないことです。
「今の職場は楽しいのですが、自分のビジョンを考えた時に転職がベターだと考えました」というニュアンスで伝えることが大切です。
オファー回答
見事引き留め面談を乗り越えて、願わくば上司も納得して、いよいよオファーにサインします。
引継ぎのスケジュールや残りの有給休暇によって、入社時期の調整をお願いすることもあります。
ぼくは1ヶ月後ろ倒しにしてもらいました。
転職エージェント経由で遠慮せずに聞いてみましょう。
引継ぎ→有給休暇消化
業務によりますが、引継ぎは1ヶ月ぐらいが目安です。
だれに引き継ぐか決めるところから始まるので、余裕を持ったスケジュールを取っておいた方がいいでしょう。
有給休暇は思ってる以上に残ってます笑
ぼくは15日ぐらいかなと思っていたら26日ありました。
できればしっかり使い切ってから転職したいと思うので、ここのスケジュールも広めに見ておいた方がいいですね!
転職の理想は「飛ぶ鳥跡を濁さず」
ここまでの内容をまとめます。
- 退職を伝えるタイミングはオファーレターへサイン前とサイン後
- 上司の引き留めが嫌ならサイン後!(ただし転職エージェントに流されないで)
- ベターなのはサイン前の報告
- 理由は現職のキャリアパスと転職を比較できるから
退職意思を伝えるフェーズまできたらあなたの転職活動はいよいよラストスパートです。
最後はどれだけ気持ちよく、後腐れなく出ていけるかだと思います。
最後まで気を抜かず、自分に取ってベターな選択をしてくださいね!