【全然違った!】「ベンチャーに入ったら成長できる」は危険

ベンチャー

ベンチャーに入社したら本当に成長できるのかなあ、、??

このような疑問にお答えしていきます。

成長を求めてベンチャーに転職する人は多いと思いますが、ベンチャーに入ったらほんとうに成長機会が多いのでしょうか?

ぼく自身、「ビジネスパーソンとしてもっと成長したい!」という理由から、大手インフラ企業から未経験でITベンチャーに転職しました。

筆者のプロフィール
✔️ 31歳男性
✔️ 大手コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)

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今回はぼく自身の経験をもとに、「ベンチャーに入ったら得られる成長」と「ベンチャーに入っても得られない成長」について詳しく解説していきます。

それではさっそくいってみよう!




ベンチャーで「どのように成長したいか」を考えるべき

ベンチャーに入って働けば成長できるのか?

答えは、「どのような成長を求めるかによる」です。

ぼく自身ベンチャーで働いてみて、たしかにある分野に関してはめちゃくちゃ成長できるなという実感がありましたし、実際に成長できたと思います。

しかし同時に「俺が求めていたのはこういう成長じゃかったのにな。。」と思う人も多いと思います。

また、ベンチャーに役職なしで入社(入社3年間ぐらい)して得られるスキルと、役職者として入社して得られるスキルは全く違います。

なので、「成長したい!」という人は自分がどのような成長を求めているのか考え、求める成長がベンチャーで得られるかどうか考える必要があります。

ベンチャーで得られる成長

今回は、役職なしでベンチャーに入って3年間で得られること、得られないことについて解説していきます。

まず、役職なしでベンチャーに入って得られる成長は以下の通りです。

  • コミュニケーションスキル
  • 当事者意識が身に付く
  • エクセル・タイピング・パワーポイント力
かみや
かみや

順番に解説していくね!

当事者意識が身に付く

まず、ベンチャーに入って身に付くのが「圧倒的な当事者意識」です。

なぜなら、ベンチャーでは与えられた仕事や課題は自分で必ず終わらせる必要があるからです。

「当たり前のことじゃん」と思うかもしれませんが、例えば大企業だと新しい仕事に取り掛かる時は、まず先輩が丁寧に教えてくれますが、ベンチャーではそうはいきません。

やりかたがわからない仕事でも、自分で仮説を立てたり、周りを巻き込んだりあらゆる手を使って終わらせることが求められるのです。

ぼくがベンチャーに入って2日後にいきなり仕事を振られて、完了期日だけが設定されました。

最初は途方に暮れましたが、以下を実行することでなんとか乗り切りました。

  • 自分の教育担当者を指名し、マネージャーに承認してもらった
  • タダでは教育してくれないので、教育担当の雑用を手伝った
  • 教育担当のキャパが足りなくなったので別の教育担当を追加で指名した

という感じで、ぼくは最初の仕事を進めるために自分で教育担当をアサインすることで、なんとかこの局面を乗り越えました。(結局それでも期限ぎりぎりになりマネージャーからひどく怒られました)

このように、ベンチャーでは一切なにも教えてくれないので、あらゆることを自分で考えて進めていく必要があるのです。

かみや
かみや

大企業とベンチャーの一番の違いは、従業員の「当事者意識」だと痛感しました!

コミュニケーションスキル

次に、ベンチャーに入るとコミュニケーションスキルが身につきます。

なぜなら、社内社外問わず多くの人を巻き込みながら仕事を進める必要があり、その際に調整力や交渉力が求められるからです。

例えば、多くのベンチャーではクライアントと打合せの前に、上司に相談するためのインターナルミーティングをやりますが、上司は死ぬほど多忙なので時間が限られています。

その中で、プロジェクトを進める上で必要な相談事項を、いかに簡潔に素早く伝えるかということがめちゃくちゃ大事です。

このインターナルミーティングで相談漏れがあったりすると、想定通りにプロジェクトが進まず、その責任は担当者が取らされるということになるからです。

また、上司だけでなく同僚や社外の人からの情報収集が必要な局面も多々あり、ベンチャーでは確実にポイントを伝える能力、確実にポイントをヒアリングする能力が身につきます。

エクセル・タイピング・パワーポイント力

最後に、ベンチャーに入ったらエクセル、タイピング、パワーポイントのスキルはめちゃくちゃ上がります。

理由は以下の通りです。

  • ベンチャーはとにかく業務量が多いので効率的に仕事しないと睡眠時間が確保できない
  • エクセル、タイピング作業をいかに早くするかを考え、ショートカットを覚えまくる

また、ミーティング中にエクセル画面を共有して作業する時に、ショートカットを使っていないとイライラされて「ショートカット使ってもらっていいですか?」と言われてしまいます笑

なので、自分がエクセルで作業している時も常に「これはショートカット使えないかな?」と考えるようになります。

パワーポイントも同様に早くなります。

パワーポイントのショートカットはあまり知られていないかもですが、資料作成が多いコンサルや営業職だとショートカットが使えるかどうかで作成スピードがガラッと変わります。

かみや
かみや

ぼく自身3ヶ月のベンチャー経験で、エクセル、パワポ、タイピングめちゃくちゃ早くなりました。

ベンチャーで得られない成長

逆に、役職なしでベンチャーに入って3年間は以下の成長は期待できません。

  • 戦略構築能力・企画力
  • 専門スキルの習得
かみや
かみや

それぞれ見ていきましょう!

戦略構築能力・企画力

ぼく自身ベンチャーに入って実感しましたが、役職なしでベンチャーに入ったらかなり泥臭い仕事をやることになります。

例えば、データ打ち込みや資料修正などの作業系、雑用業務を大量にやることになる可能性もあるのです。

また、自分の担当するプロジェクトに関しても、最終決定権はマネージャーが持っており(そのマネージャーが優秀なら特に)、プロジェクトはマネージャーの意思で進んでいくことがほとんどです。

ぼくはベンチャーに転職する際、「大きな裁量を与えてもらえる」という部分に期待していましたが、実態はマネージャーが決定する方針に従う形なので裁量はほとんどなかったです。

なので、「自分で戦略を構築したり企画を立案したい!」という方は入社後に「ちょっと違うな、、」となる可能性が高いと思います。

かみや
かみや

もちろんマネージャーに昇進すれば大きな裁量がもらえますが、それまでは下働きを覚悟した方がいいです。

専門スキルの習得

次に、「専門スキルを習得したい!」という人は、ベンチャーには向いていないと思います。

理由は以下の通りです。

  • ベンチャーでは雑用を始めとした担当外の仕事が相当量ある
  • 安定していないため組織変革や部署変更などが頻繁に起こる

たとえばぼくの場合はITベンチャーにコンサルタントとして入社したのですが、勤務時間の半分以上はデータ入力や修正などの作業や雑用的な業務をやっていました。

ぼくの入社後に多くの人が辞めたので、仕方なくコンサルタントが作業系の業務をやっていたというのが理由です。

このように、ベンチャーでは前提がひっくり返ることが頻繁に起こるので、特定のスキルを極めたいという人は入社後にがっかりしてしまう可能性が高いです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、ベンチャーで働くことで得られる成長と、得られない成長について解説してきました。

内容をまとめると以下の通りです。

  • ベンチャーではマネージャーになるまでは泥臭い下働きをすることになる
  • このフェーズで身に付くスキルは当事者意識、コミュニケーション力、PCスキル
  • 役職なしでベンチャーに入っても戦略構築能力や専門スキルは身につかない

ベンチャーに入る=成長できるという考えが危険であると理解いただけたと思います。

ぼくはこの「ベンチャーでは上司の言いなりで、こき使われて下働きをする」ことになると想定できておらず、このギャップに耐えられず転職することになってしまいました。

この記事を読んで「違和感なし!ベンチャーいきたい!」と思った人はぜひチャレンジしてみてください。

ベンチャー転職は基本的に【リクルートエージェント】を使えば間違いないので、担当の方に相談し、求人を紹介してもらいましょう。

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この記事が少しでも役に立ったなら幸いです!

この記事を書いた人
かみや

かみやブログでは、31歳で事業会社からコンサルに転職した経験を基にコンサル業界について情報発信してます!

▼経歴
大手石油会社6年
ITベンチャー6ヶ月
総合コンサルファーム1年半(現在)

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