海外駐在ってキラキラしたイメージがあるけど、実際はどうなんだろう?海外駐在のリアルが知りたいな。
このような疑問にお答えしていきます。
特に若手ビジネスパーソンの中にはキラキラしたイメージを持って「海外で働いてみたい!」と思う方も多いと思います。
ぼくもそう思っていましたが、実際に海外駐在をしてみて理想と現実とのギャップにショックを受けました。
✔️ 31歳男性
✔️ 大手コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
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今回は、ぼくが海外駐在をして期待はずれだったことについて解説していきます。
それではさっそくいってみよう!
海外駐在を夢みて大手インフラ入社
ぼくは、イギリスの大学を卒業して新卒で日系の大手石油会社に入社しました。
「海外ではたらきたい!」と漠然と思っていたので、外資系よりも海外駐在の可能性が高い大手の日本企業に入社することにしました。
外資系の日本支社って、海外の本社と英語でメールや出張ベースで海外はあっても、海外に駐在する機会は少ないのです。
それで日系の石油会社に入って、4年目でトレーニーとして中東のUAEに3ヶ月駐在することになりました。
その結果、もちろん学びはありましたが、ガッカリすることもけっこうありました。
海外駐在をしたらガッカリだった理由
ここからは、海外駐在を経験して何がガッカリだったのかを解説していきます。
理由は以下の通りです。
- 出張者の対応に時間を取られる
- 商社とのゴルフが多すぎる
- 海外支店には決定権がない
順番に解説していくね!
出張者の対応に時間を取られる
1つ目のガッカリポイントは、駐在員の仕事で「出張者のアテンド」がかなりのウェイトを占めているという点です。
海外支店というのは、本社のいろんな部署から出張者が訪問します。
例えば以下のような人。
- 本社海外事業部に新しく就任した部長
- 海外のマーケットを視察したい工場の役職者
- 海外のクライアントに挨拶したい本社役員
これらの人たちはだいたい「偉い人」なので、過剰に接待する傾向にありまホテルを手配したり、観光に付き添ったり、飲み会をセッティングしたりという感じで、至れり尽くせるの対応をします。
この「出張者アテンド」が忙しくて業務がまわらない、目標が達成できないという本末転倒なことになってしまっていました。
先輩は「サラリーマンだから仕方ないよ」と言っていましたが、後輩としてはキラキラした駐在員のイメージは消えました。
商社とのゴルフが多すぎる
2つ目のがっかりポイントは、「海外でも日本人駐在員とばかりつるんでいる」という点です。
代表的な例はゴルフと飲み会ですが、毎月1回は日本人駐在員が集まってゴルフをしていました。
別にゴルフが悪いと言いたいのではないのですが、せっかく海外でビジネスしているのだがら、なんでもっと現地の企業の人と交流しないのだろう?、というのがぼくの疑問でした。
商社マンとゴルフすることは日本でもできますからね
海外で汗をかきながら泥臭くビジネスを開拓していくのが海外駐在員のイメージだったのですが、そのイメージは崩れ去りました。
海外支店には決定権がない
最後のがっかりポイントは「基本方針は本社が決めるので海外支店は何も決められない」という点です。
これは組織の構造にもよるのですが、多く場合、海外支店は本社が決めたことを現地で忠実に実行するのが役割です。
この場合、海外支店の駐在員のモチベーションは上がらず「本社が決めたことだからやらないと」という感じになります。
さらに本社への忖度も大きく、本社へのメールを作成するのに1時間かけることもありました。
本社を炎上させないように必死でしたね。確かに伝え方は大事だけど、実際のアウトプットが変わるわけじゃないからそんなに時間をかけなくても、、という感じですよね。
まとめ:意識高い人はがっかりするかも
ここまでで、ぼくの海外駐在経験で期待はずれだったポイントを解説してきました。
もちろんこれは一例であり、他の海外支店ではもっとキラキラした駐在員がいたり、泥臭くビジネスを開拓している人がいると思います。
ただ、ぼくが体験した肌感覚からいうと、多くの日本企業の海外支店は「ガッカリ海外支店」だと思います。
なので、優秀で意識が高い若手で「海外に行ったら何かが変わるかも」と思っている人は理想と現実のギャップを感じるかもしれません。
ぼくも意識が高い若手だったのですが、海外トレーニーから帰ってきたあと転職することにしました。
基本、大手でモヤモヤしてる人は転職してベンチャー企業やコンサルティングファームなどにいく方がいいと思います。
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もちろんベンチャーでできなくて大手ならできることもあるし、海外駐在で学べることもあると思いますので、よく考えて自分の人生を決めてくださいね!