
就職先として石油会社を考えてるけど、年収どれぐらいだろう?
働き方とか労働環境も知りたいなー
このような疑問にお答えしていきます。
現在日本にある石油会社(石油元売と呼ばれる)は3社あり、最大手がENEOS、2番手が出光興産、3番手がコスモ石油という構造になっています。
このうちの一社で25歳から30歳まで6年間働いたぼくの経験をもとに、石油会社の年収、労働環境について解説していきます。
待遇はざっくりENEOS>出光興産>コスモ石油になっていますが、30歳の段階だとほぼほぼ同じだと思いますので、業界全体の参考になると思います!

それではさっそくいってみよう!
石油会社30歳の年収は?
石油会社の30歳は年収どれぐらいもらえるのか?
結論を言ってしまうと、額面(税・年金引かれる前)年収800万円ぐらいもらえます。
800万円の内訳は以下です。
- 基本給 30万円×12ヶ月
- 残業代 5万円×12ヶ月
- ボーナス 100万円×年2回
- 住宅手当 15万円×12ヶ月

それぞれ解説していくよ!
基本給
石油会社30歳の基本給は30万円ぐらいです。
30万円は額面なので、税金と年金が引かれたあとの手取りは25万円ぐらいになります。
ぼくの場合、入社時は額面で25万円でした。
なので1年で1万円ぐらいのイメージで基本給は上がっていきます。
残業代
残業代は基本あまりなく、せいぜい月に30時間ぐらいです。
30時間残業すると残業代は5万円ぐらいです。
勤務した時間はパソコンで管理されているので、基本的にはきっちり申請することができます。
ただこれは部署によってまちまちで、サービス残業をしている部署や支店もいまだにあります。
ぼくは現在本社勤務で残業はきっちり100%つけていますが、前任地の広島支店では10時間以上はつけられませんでした笑
ボーナス
ボーナスは年に2回、額面80万円〜110万円ぐらい支給されます。
なので合計160万円〜220万円になります。
ボーナスは個人の成績に連動せず、会社の業績に連動します。
なので、前期の利益はたくさん出ていればボーナスは増え、前期が赤字ならボーナスは少なくなります。
この振れ幅が上下30%の幅で動きます。
つまり、どれだけ大きな赤字でもボーナスの基準額の-30%より下回らないし、黒字の場合でも+30%より大きくはならないということです。

ボーナスの基準額は、昇給して基本給が増えると増えていくよ!
住宅手当て
住宅手当は15万円ぐらい支給されています。
仕組みとしては↓のイメージです。
- 会社が契約している不動産会社を通して部屋を探す
- その部屋を会社名義で契約する(家賃を会社が払う)
- ↑の家賃の20%が「社宅料」として給料から引かれる
ぼく自身は家賃18.5万円の部屋に住んでいるので、20%の3.7万円が給料から引かれています。
なので、実質15万円ぐらいは会社から支給されてるような感じになります。
石油会社の労働環境は?
ここからは石油会社の労働環境について、解説していきます。
特徴は以下の通りです。
- 残業は少ないけど飲み会は多い
- 働き方はかなり自由
- 3年に1回異動もしくは転勤

それぞれ詳しく説明します!
残業は少ないけど飲み会は多い
部署によりますが、残業は月に多くても30時間ぐらいのイメージです。
経理部や一部商材の営業など、月60時間ぐらい残業する部署もありますが、ほとんどの部署は残業少ないです。
早く仕事は終わりますが、上司や同僚との飲み会は結構たくさんあります。
この業界は男性社会でおじさんが多く、飲みニケーションがまださかんに行われています。
もちろん行きたくなければ断って帰れば良いだけの話ですが、「断るのは悪い」「行かないと疎外感を感じる」みたいなストレスを感じる可能性はありますよね。
逆に、毎日でも飲みたい!という人は合っていると思います。
働き方はかなり自由
働き方はかなり自由になっています。
例をあげると、
- 服装は私服でOK(商談のみスーツ)
- 在宅勤務、テレワークOK
- 10時半〜15時のコアタイムでフレックスOK
- オフィスはフリーアドレス
石油会社はお堅いイメージが強く、「私服?フレックス?けしからん!」みたいな雰囲気だと思われがちですが、意外と柔軟です。
とはいえ、けしからんおじさんも一定数いるので、パーカーで出社したら嫌な顔をされることもあります。
あとは、地方の支店とかだとフレックスが使いにくい雰囲気があるという話も聞いたことがあります。
徐々に改善されていくと思いますが、全社的にはまだ浸透していないのかもしれません。
3年に1回異動もしくは転勤
石油会社に限った話ではありませんが、大手企業で働くと3年に1回ぐらいは部署異動があります。
石油会社には地方支店があるので、地方への転勤や、海外支店への異動もあります。
勤務地のざっくりの内訳としては、
首都圏 50% 首都圏以外 40% 海外 10%
ぐらいのイメージです。
似たような部署に異動していくのが一般的ですが、(例えば営業なら営業系の部署を転々とする)
全然違う部署に異動するパターンもあったりします。
異動の希望を出すこともできますが、結局は会社からの異動通知に委ねる感じです。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 石油会社30歳がもらえる年収はもろもろ合わせて800万円
- 私服OKテレワークOKフレックスOKのホワイトな労働環境
- 飲み会が多い、男性社会という古くさい部分はまだある
参考になれば幸いです!