コンサルってシビアな世界って聞くけど、使えない認定されたコンサルはどうなるんだろうか、、?
このような疑問に答えていきます。
うまくいったら高い給料がもらえるコンサルですが、評価されなかったコンサルがどうなるのか気になりますよね?
ぼく自身の経験として、事業会社からコンサルに転職して同じプロジェクトに入ったメンバーが目の前でリリースされました。
今回はその経験を元に、コンサルが使えない認定されてからリリースされるまでのプロセスについて解説していきます。
✔️ 31歳男性
✔️ 大手コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
関連記事:【保存版】未経験中途でコンサル転職するための方法を解説
コンサルティングファームはどこも業績が好調で人が足りていないというのが現状なので、合格できる可能性はかなり高くなっています。
思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決めてなくても興味があるなら転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。
使えないコンサルの特徴
まず最初に「使えないコンサル」と判断される要因について解説していきます。
要因は以下の通りです。
- 仮説を立てずに質問する
- 直前に相談する
- 受け身で仕事する
順番に解説していきます!
仮説を立てずに質問する
まず、コンサルで一番やってはいけないNGがこれです。
コンサルになって最初のうちは猛スピードでキャッチアップしないといけないので、大量の質問をする必要があります。
それらの質問をただ上司にぶつけていると、使えないコンサルと判断されます。
そうならないためには、自分なりに仮説を持った上で質問することが重要です。
例えば、あるタスクの進め方がわからない場合は以下のようになります。
このタスクの進め方について教えていただけますか?
良い例
このタスクについて、以下のように進めようと考えているのですが合っていますか?
1. A部署から情報収集してアウトプット作成する(9/1まで)
2. B部署の部長にアウトプットの承認をもらう(9/10まで)
3. C部署の部長向けにアウトプットを発表する(9/15)
このように、タスク完了までのプロセスを自分なりに記載した上で「これどう思いますか?」のスタンスで質問することがすごく大事です。
これが間違っていても大丈夫です。
大事なのは、「自分は何がわかっていて何がわかっていないか?」を自分も上司もきちんと把握している状態を作ることです。
こうすることで、多忙な上司も要点を絞って仕事を教えることができるし、こちらとしても効率的に業務にキャッチアップすることができます。
逆にこれをやらないと、「こいつは手間がかかりすぎるな。。」と評価が下がってしまうのです。
直前に相談する
プロジェクトに入ってすぐは1人で進められる仕事が少なく、上司のサポートが必要なケースが多々あります。
そういう時は、余裕を持って相談することが大切です。
悪い例としてありがちなのは以下のようなものです。
- 発表資料のフィードバックを発表当日に依頼する
- ミーティングへの参加依頼を1時間前にする
こういうことが続くと「なんでもっと早く言わないの、、?」と思われ、やはり使えないコンサルと判断されてしまいます。
受け身で仕事する
最後に、受け身で仕事をしていると評価は下がります。
ぼく自身も事業会社から転職して苦労したのですが、コンサルではあらゆることに対して受け身ではだめなのです。
例えば、プロジェクトに入って最初の引き継ぎに関してもそうです。
事業会社コンサル問わず、「ちゃんと引き継ぎを受けなかった」という事象はあると思います。
このような場合、コンサルがとるべき行動は以下です。
2. 引き継ぎ計画書を上司に見せ、この通り実行すれば問題ないか確認する
3. 計画書通りに引き継ぎ完了できるように管理する
業務内容を知らない状態においても、引き継ぎ完了というタスクゴールに向けて自発的に行動することが求められるのです。
ちなみにこの場合の引き継ぎ元は最悪なコンサルですが、運悪くそういうコンサルから引き継ぐことも当然あるわけです。
逆に言うと、ここまでやれば「使えるコンサル」のイメージをつけられます!
使えないコンサルがクビになるまで
ここからは、使えないコンサルと判断されてからプロジェクトをクビになるまでのプロセスについて解説していきます。
実際にぼくと同じプロジェクトに入った人がリリースされるまでをかなり忠実に記載しました。
以下の通りです。
- 上司に「きついかな?」と思われる
- マイクロマネジメントが始まる
- クライアントに「きついかな?」と思われる
- プロジェクトからリリースされる
このプロセスの最後にいくまでに、這い上がる必要があります!
順番に解説します!
上司に「きついかな?」と思われる
まず最初のステージとして、上司から「この子ちょっときついかも?」と思われるところから始まります。
正直、事業会社からコンサルに転職した人の大半はこのステージを経験すると思います。
ぼく自身もここは経験し、転職直後にC評価(期待を下回る)をくらいました。
詳しくは以下の記事に書いております!
コンサル未経験、IT未経験とかだと質問が大量になりますし、仕事の要領を掴むまで時間がかかるので最初に辛い評価がつくのはある程度仕方ないですね。
マイクロマネジメントが始まる
上司から「きつい」認定されるとマイクロマネジメントが始まります。
放置してクライアントからクレームになると困るのは上司ですから、そうならないように細かく管理するのです。
具体的には、以下のようなことが始まるとアラートだと思った方がいいです。
- 毎日30分の進捗管理ミーティングが設定される
- 「この件どうなってますか?」と毎日聞かれる
- 上司から「僕を全ミーティングに呼んでください」と言われる
マイクロマネジメントは上司にとってもきついので、1ヶ月以上続くとクビになる可能性が高いです。
ここまで来てしまったら以下のようなアクションを取ってなんとか這い上がりましょう。
・マイクロマネジメント終了までのスケジュールを自分で作成して上司に見せる
・進捗管理ミーティングを10分で終わるように事前準備する
一貫して重要なのは、受け身にならず自発的に行動することです。
絶体絶命であることをしっかりと受け止め、打開策を自分で考えましょう。
クライアントに「きついかな?」と思われる
そうこうしているうちにクライアントからも「あの人大丈夫かな?」と思われます。
クライアントとしては多額の費用を払って使っているコンサルなので、いつまでも価値を出してない状況を許すはずがないのです。
最初の方は「キャッチアップ期間」としてある程度は許容してくれますが、数ヶ月とかは無理ですよね。
そうなると、上司宛にクライアントから「あの人大丈夫ですか?」と連絡が入り、場合によってはいきなり「チェンジしてください」と言われて終了です。
いきなりクビは避けられた場合、今度はクライアントに対してキャッチアップ状況を共有する場が週次とかで実施されます。
要するに定期的にクライアントから上司に向けて「あのコンサルさんは立ち上がりましたか?」を確認するミーティングが開催されるのです。
上司としては、部下のマイクロマネジメントをしながら定期的にクライアントに報告するという仕事が無駄に発生するのです。
プロジェクトからリリースされる
こうなるともう上司としても限界なので、人事部に報告されてプロジェクトからリリースされます。
とは言っても代わりの人を探すのに時間がかかるので、それまでの間は作業マンとして雑用をこなしていくことになります。
もともと担当していた業務は上司や同僚が引き継いで代わりに遂行します。
ここまで来てしまうと出来ることはないので、次のプロジェクトで同じことにならないように頑張るしかないです。
なので、クライアントから不安視される前になんとかキャッチアップすることが必要です。
繰り返しですが、大事なのは自発的に行動することです。
自分には何が足りていないのか、状況を打開するためにはどのような行動が必要なのか考えて行動していればリリースされることはないです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、使えないコンサルの特徴と使えないコンサルがリリースされるまでの道のりについて解説してきました。
ポイントは以下の通りです。
・使えないコンサルの特徴は「自分で考えない、自発的に行動しない」こと
・生き残るためにはクライアントから不安視される前に立ち上がること
・自分で考えて自発的に行動していれば上司からもクライアントからも信頼される
ぼく自身、事業会社からコンサルに転職してかなり苦労しました。
でも大事なのは「人のせいにしない」「自分で工夫する」といった本当に基本的なことだなとつくづく思います。
一緒にがんばりましょう!ではまたー!