コンサルって何するの?実は全然コンサルしてません

コンサル

コンサルって何をしているのか正直わからない。。どういう仕事をしているの?

このような疑問に答えていきます。

給料が高い、激務、などいろんなイメージがあると思いますが、コンサルティングファームで働く人がどういう業務をしているかよくわからないですよね?

今回は総合系コンサルティングファーム(BIG4、アクセンチュア、ベイカレント等)で働く人がどういう仕事をしているのか解説していきたいと思います。

筆者のプロフィール
✔️ 31歳男性
✔️ 総合コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
ぼくが30代未経験でコンサルに転職するまでの道のりを公開
この記事ではコンサル転職を目指す方向けに、30歳でコンサルティングファームに転職したぼくが、どのようなキャリアを辿ってきたのかを解説していきます。コンサルへの転職を検討している方は必見です。

コンサルティングファームはどこも業績が好調で人が足りていないというのが現状なので、合格できる可能性はかなり高くなっています。

思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決めてなくても興味があるなら転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。

 

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コンサルは何をしているの?

コンサルのイメージの言えば、①激務、②給料が高い、みたいなイメージは湧くと思いますが、実際にどんな仕事をしているかよくわからないですよね。

「コンサルティング」という言葉だけを捉えると「アドバイスする」という意味になるので、経営についてアドバイスする人という想像はできると思いますが、そんな人が何万人も必要なの?という疑問出てくるのは自然ですよね。

また、新卒でも多くの人がコンサルティングファームに入社していますが、ビジネス未経験の人が経営のアドバイスなんてできるの?とも思いますよね。

結論としては、ほとんどのコンサルタントは経営に関するアドバイス、つまりいわゆる「コンサル業務」をしていないのが実態なのです。

コンサルの実態は高級な派遣社員

では実際は何をしているのかというと、多くの場合はクライアント企業の人材不足を補っています。

つまり、クライアントの業務を進めるために必要なポジションがあり、そのポジションの役割を果たしてくれる即戦力人材が欲しいという要望に対し、コンサルタントがその枠の役割を果たすのです。

クライアントとしては、正社員を採用して育成するよりも高いお金を払ってでも即戦力のコンサルを入れた方が手っ取り早いですからね。また正社員を入れてしまうと要らなくなった時にクビにできないというリスクもあります。

なので基本的に、総合ファームのコンサルは1つのクライアントに常駐して毎日8時間フルタイムで働くことになります。

じゃあどのようなポジションに入るのか?ですが、多くの場合PM(プロジェクトマネージャー)という役割を担います。

PM、PMOの仕事については以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:PMOとは?総合コンサルの現役PMOがわかりやすく解説

大企業の特徴として、何かのプロジェクトをやろう!となった時に、「誰が推進するの?」というのがなかなか決まらないことがあるのでコンサルが横串を刺してプロジェクトを進めていくというイメージです。

もはや全然「コンサル」じゃないやん!なのですがそれはさておき、PMの仕事内容は既存プロジェクトと新規プロジェクトとでまったく異なります。

以下でそれぞれ解説しますね。

既存プロジェクトのPM

既存プロジェクトのPMを任される状況としては、そのプロジェクトが始まる時に担当していたPMが離任し、交代で引き継ぎをして入るというパターンです。

このパターンは多くの場合、プロジェクトの進め方が既に決まっているのでそんなに難しくないです。

なので、過去のやり方を踏襲しながら日々のルーチン業務をこなしているだけ、というコンサルタント(PM)も一定数存在しているのが現状です。

こういう場合、クライアント側の担当者も過去を踏襲してそのままコンサルを使っているというケースもあるので、すごくゆるい環境でぬくぬくと業務できてしまうのです。

新規プロジェクトのPM

一方、新規プロジェクトのPMは難しいです。

基本的に新規プロジェクトで決まっているのは目標とその期限だけ(この2つでさえ決まってないこともある)です。

それに向けて、どういう組織を形成してどのようなスケジュールに則り、どうやって進捗管理をしていくか、全て考えて計画しないとといけないです。

また、立てた計画を実行させる責任も担っています。

まあいづれにしても「コンサル」ではなく、どちらかというと「プロジェクト推進屋」という感じですね。

とにかく旗振って、プロジェクトをドライブさせてほしいというのがクライアントの要望で、コンサルティングファームはそれを実現させるために人材を提供しているという感じです。

本当のコンサルをしているのはできる奴だけ

先ほども書きましたが、既存プロジェクトのPMを任される場合、業務遂行自体はそんなに難しくないですが、できるコンサルは「業務コンサル」という形で付加価値を出しています。

業務コンサルとはつまり、「業務のここを改善することでこんなメリットがありますよ」という提案をして実行していくことです。

優秀なコンサルタントが既存プロジェクトにアサインされた場合、この業務改善提案をガンガン出してクライアントの期待を上回ります。

そうすることで、契約の延長や単価向上などコンサル会社にメリットがある結果をもたらし、それがコンサルの個人評価にも反映されて給料が爆上がりしていきます。

ただ現状としてはコンサルの数が多くなりすぎてしまい、ちゃんとコンサルができているコンサルタントは少ないように思えます。

このコンサルバブルがずっと続くわけではないと思うので、生き残っていくのは自分から能動的に提案ができるちゃんとしてコンサルなんだろうなという気はしています。




この記事を書いた人
かみや

かみやブログでは、31歳で事業会社からコンサルに転職した経験を基にコンサル業界について情報発信してます!

▼経歴
大手石油会社6年
ITベンチャー6ヶ月
総合コンサルファーム1年半(現在)

たまに副業のことも発信します!^^

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