新卒で入社してから6年間働いた大企業を辞めました。
ぼくがいたのは日系大手インフラ企業で、給料は高くて離職率は低いので、辞めるハードルは高かったのですが、勇気を振り絞って退職する決意をしました。
✔️ 31歳男性
✔️ 大手コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(今)
関連記事:【保存版】未経験中途でコンサル転職するための方法を解説
大企業を辞めた後はさらにもう一度転職し、年収300万円アップでコンサルファームに入りました。
思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決断していない方でも転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。
本題に戻りますが、この記事ではぼく自身が大企業を辞めたいと思った理由と、辞めた後にどのようなキャリアを進んでいるかという部分について解説していきます。
それではさっそくいってみよう!
ぼくが大企業を辞めるまでの経緯
まず、ぼく自身が大企業に入社して辞めるまでの経緯を簡単ににまとめました。
・地方支店で営業を3年、本社でグローバル企画を3年経験
・本社在籍中に海外トレーニー(中東)3ヶ月経験
・入社6年目でITベンチャーに転職
支店、本社、海外を経験できたので、大企業の実情について割と多くを見ることができたと思います。
大企業を辞めたいと思った理由
新卒で入った大企業でしたが、6年間働いて「辞めよう!」と決意しました。
辞めたいと思った理由は以下の5つです。
・転勤族になるのが嫌だったから
・自分のキャリアを会社に委ねたくなかったから
・転職してみたいと思ったから
順番に解説していくね!
年功序列が耐えられなかったから
ぼくが大企業を辞めたいと思った1つ目の理由は、年功序列に耐えられなかったからです。
多くの大企業の評価制度はまだ基本的に年功序列に基づいているので、若いうちに飛び抜けた成果を出してもすぐに昇格、昇給することができません。
ぼくが大企業にいた時、年に1回の評価面談で以下のようなやりとりがあり、がっかりした記憶があります。
前期はよくやってくれた。今期もがんばってくれたまえ。
はい頑張ります!今期どれだけ成果をあげたら昇給していただけますか?
君は去年昇級したばかりだから次の昇級はないだろうな
・・・? 去年昇級したから今年はできないという縛りは人事制度のルールとしてないですよね、、?
確かにそうだけど、、なかなか難しいんだよ。心配しなくても君は5年後10年後に出世していくと思うから大丈夫だよ。
はい、わかりました(さっぱりわからん)
今キャリアアップをしたい僕と、「5年後10年後に給料が上がる」という上司では話が噛み合わなかったのです。
ちなみにぼくがいた大企業での給料と役職は以下のイメージでした。
23〜35歳 平社員(500万円〜800万円)
35〜40歳 係長(800万円〜1000万円)
40〜45歳 課長(1000万円〜1200万円)
45〜50歳 次長(1200万円〜1400万円)
50〜55歳 部長(1400万円〜1600万円)
係長にさえなれない人も半分ぐらいいたり、もうちょっと早く出世する人もいますが、だいたいはこのくらいのスピード感で昇進すれば「出世している」という感じです。
正直、給料レベルとしてはかなり高いとは思いますが、どれだけ努力してもこの水準よりも給料が上がることは無いと知った時に「この会社を辞めたい」と思いました。
なので成果に応じて給料をもらいたいという人には、大企業はあまりお勧めできません。
転勤族が嫌だったから
大企業を辞めたいと思った理由の2つ目は、転勤族が嫌だったからです。
多くの大企業では、総合職として入社すると転勤が伴います。
ぼく自身も広島→東京→海外(見込み)のように6年間で多くの転勤を重ねてきましたが、実際に転勤族になってみて以下のようなデメリットがありました。
・次いつ転勤になるかわからないので家具などを買いにくい
5年間も家族と離れて暮らすなんてありえないとぼくは思ったので、大企業を辞める決意をしました。
キャリアを自分で決めたかったから
大企業を辞めたいと思った3つ目の理由は、大企業では自分のキャリアを自分で決められないからです。
先ほど、大企業では転勤が伴うと書きましたが、転勤に伴って仕事内容ががらっと変わることも頻繁に起きます。
例えば僕の場合、最初の3年間は営業職として広島で勤務していましたが、次の3年間は本社の貿易系のポジションで働きました。
このように会社の意向で自分のキャリアが決まっていく会社では以下のようなことが起きていました。
・自分のキャリアプランや夢を持っている人が誰もいなかった
個人の意向よりも会社の都合で自分のキャリアが決まる制度だと、自分でキャリアプランを考えるモチベーションがなくなってしまい、会社任せにしている人がほとんどでした。
ぼく自身もキャリアに対して思考停止になりかけてしまっていたので、「このままではまずい!自分のキャリアは自分で決めたい!」と思い大企業を辞めることにしたのです。
転職してみたいと思ったから
4つ目の理由は、単純に転職を経験してみたいと思ったからです。
新卒で大企業に入社してそのまま定年まで働き続けて、「はたして自分の仕事人生はそれでいいのか?」と思ったのです。
仮に「大企業で働くことは最高だ!」と思っていたとしても、他を経験してみないと本当に最高かどうかは判断できないですよね?
なのでぼくは以下のように考えて転職を決意しました。
・転職した後に「大企業の方がよかった」と思ったらもう一度転職すればいい
・転職したら大企業に戻れない可能性もあるが、それを考えても仕方ない!
ぼくが大企業を辞めた後にどうなったか
6年間働いた大企業を辞めた訳ですが、その後どうなったかを買いておきます。
ぼくが大企業を辞めた後、以下のことが起きました。
- ITベンチャー企業に転職した
- ITベンチャーを5ヶ月で辞めた
- 大手コンサルファームに転職した
ITベンチャー企業に転職した
大企業を飛び出して入社したのが、不動産系のITベンチャー企業でした。
ITベンチャーを選んだ理由は、大企業を辞めたいと思った理由である①年功序列、②転勤が無く、成果に応じて評価される環境があると思ったからです。
詳しくは以下の記事で解説しているのでよければ参考にしてみてください!
ITベンチャーを5ヶ月で辞めた
意気揚々と転職したITベンチャーでしたが、5ヶ月で辞めることになってしまいました。
正直かなりきつくて、「これが挫折というやつか!」と痛感しました。
体重が10kgも落ちて、思考停止になりかけて、このままだとやばいと思ったので辞めることを決意したのです。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
大手コンサルファームに転職した
ITベンチャーを辞めた後は、大手コンサルファームに転職することになりました。
内定がもらえた理由は以下の通りだと面接官に言われました。
- 大企業で6年間働いていた
- 英語が話せる
- 短い期間ではあるがベンチャーでコンサルを経験した
まったく計画的ではなかったのですが、これまでのキャリアが評価される形となって素直にうれしかったです。
実は4年前にも一度コンサルへの転職をトライしたことがあったのですが、当時は全滅してしまっていたので。。
コンサルへの転職活動については以下の記事を参考にしていただければと思います。
4年前のコンサル転職失敗については以下の記事を読んでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、6年間働いた大企業を辞めたいと思った理由と、大企業を辞めてからなにが起きたかについて解説してきました。
ぼく自身、大企業で6年間働いて多くの学びがあったので大企業で働いてよかったなと思っています。
一方で、ITベンチャーに入って5ヶ月で退職することになってしまいましたが、大企業に戻りたいと思ったことは一度もありませんでした。
外の世界を見てみたい!転職してみたい!と思ったらやっぱり転職してみるべきだと思います。
実際に経験しないとわからないですし、経験してみてから比較検討して自分に合った環境を追い求めていくのがいいんじゃないかと思います。
また、そうやって自分のキャリアを試行錯誤したり行動しているとスキルや経験が積み上がっていくので結果的に価値の高い人材になっていくので、いずれにしても行動を重ねるべきだと思います!
この記事が少しでも役に立ったなら嬉しいです。