30歳でコンサル転職して年収が600万円上がるまでの道のり

コンサル

かみやブログ1年ぶりの更新。

この1年コンサルとしてかなり揉まれてきたので、貯めに貯めたコンサル経験を記事にしていきたいと思い久しぶりに書いていきます!

今回は、ぼくが30歳でコンサルに転職して2年半経ったということで、コンサルに転職してから給料はどれだけ上がったのか?ということを記事にしていきます。

社会人1年目から現在までの年収推移

まず、ぼくが新卒で社会人になってからの年収推移は以下の通りです。

–大手石油会社入社–
1~3年目:約500万円
4~6年目:約600万円
–ベンチャー転職–
7年目(1/2):500万円 (半年で退社)
–コンサル転職–
7年目(2/2):700万円
8年目:800万円
9年目:1000万円
10年目:1100万円

まず新卒で日系の石油会社に入って3年間ぐらい地方で石油の営業をしていました。

ぼくが海外の大学を卒業していることもあり、本社でいい感じの待遇を与えられるのかなと調子に乗ってたのですが、地方のガソリンスタンドで毎日トイレ掃除から始まるような職場環境でいい意味でプライドがへし折れました。

契約を取るために命綱をつけるような危険な作業を自分でやったり、自分でトラックを運転して商品を納品するということもしていたのですが、この時のリアルな現場経験はめちゃくちゃ良かったなと思っています。

努力が認められてなのか、4年目からは本社勤務で海外からの原油買付業務をすることになり、サウジとかカタールとかに出張したりしながら値段や供給量の交渉をしたりしていたので、サプライチェーンについてはかなり勉強できましたね。

6年目に入ってきて仕事に慣れてきたところで「俺もっとできるんちゃうんか」と思うようになってきて、年功序列のこの会社では物足りなくなってきて転職を考えだしたのですね。

あとは転勤が多かったので奥さんとの生活を考えたら厳しいな、というのもあり「年功序列じゃなくて転勤がない会社」に転職することにしました。

この条件で思いついたのがITとコンサルぐらいで、当時コンサルに対してなぜかいいイメージを持っていなかったので、ITに絞って受けました。

楽天、リクルート、サイバー、GMOあたりの超大手とかSansanとかスマートHRとかの準ベンチャー的なところに20社ぐらいエントリーしましたが、書類選考通過は0社でした。

当時はけっこうへこみましたが、よく考えたら石油会社で原油調達していたというよくわからない人にかまっているほどIT企業は暇じゃないということだったのだと思います。

なので、即戦力じゃなくてもポテンシャル採用をしてくれるようなベンチャー企業を受けることにしました。

ベンチャーに絞って10社ぐらいエントリーしたら7社ぐらいは書類通過し、1社内定をもらうことができました。(それでも1社、厳しい世の中なのだ)

結局その会社に転職したのですが、合意した年収は500万円。転職前の年収が大体600万円ぐらいだったので年収100万円下げての転職となりました。

ポテンシャル採用なので仕方ないよね、と思い今後の上がり幅に期待して承諾しました。

ただ、すがるようにして入社したその会社がまさかの超ブラック企業で、毎日夜3時まで働く環境に耐えられず半年で辞めることになってしまいました。

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そこから今のコンサルに転職することになるのですが、半年だけでもITベンチャーにいたことが意外に評価され、割と簡単に転職できてしまったのです。

コンサル転職までの話が長くなってしまいました。ここからは転職後の年収増について書いていければと思います。

コンサル転職直後:200万円アップ

さて、ベンチャーを辞めてコンサルに入ったですが、転職時のオファーで年収が500万円から一気に700万円に上がりました。

いわゆる総合コンサルティングファームなのですが、内定をもらえた理由は以下だと考えています。

①短いけどIT業界の経験があった
②コンサル業界が人材を大量に採用している

基本的にこの2つだと思います。

コンサルって新卒だと一流大学じゃないと入りにくいのですが、転職だと難易度は下がるのです。

特にIT業界の経験者はさらにハードルが下がりますね。

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ぼくがいるファームでは、30歳ぐらいの中途採用では最低の年収が700万円になるので、転職した時点で700万円は保証されます。

ぼくは希望年収を600万円で出したのですが、700万円でオファーもらいましたからね。

後で先輩にこの話をしたら、「600万円のやつなんて新卒1年目ぐらいしかいないよ」と言われましたね。

というわけでベンチャーからコンサルに転職して、めでたく年収700万円(+200万円)を勝ち取ることができたのです。

コンサル転職1年目:100万円アップ

ぼくのファームでは昇給・昇格のタイミングは年に1回で、毎年4月1日に改訂されます。

ぼくが転職したのが9月1日だったので、半年後に次の改訂タイミングが来たわけです。

入社半年だからと期待していなかったのですが、まさかの+100万円もらえて年収が800万円になりました。

うすうす気づいてたのですが、このあたりからコンサルの昇給率がバグっていると確信しました。

事業会社の時はせいぜい5万円とかずつしか上がらなかったのに、一気に100万円って・・!

でもこれが普通で、みんなこれぐらい上がってるんですね。

コンサル転職2年目:200万円アップ

そしてまた1年後の評価が来ました。

2年目はなんと+200万円上がって、大台の年収1000万円に到達しました。

大幅に上がった理由は、コンサルタントからシニアコンサルタントに昇格したからです。

そもそもコンサルは以下のような職位の階級があり、それぞれおおまかな年収のレンジがあります。

コンサルの職位階級
アナリスト 600万円
コンサルタント 700〜800万円
シニアコンサルタント 900〜1100万円
マネージャー 1200〜1400万円
シニアマネージャー 1500〜1700万円
パートナー 1800〜2000万円
エグゼクティブパートナー 3000万円〜1億円?

昇格を伴うと年収は200万円上がりますし、昇格しない場合でもそれぞれの職位のレンジ内で上がっていきます。

職位のレンジ内で上の方にいっていると、あまり上がらなくなります。

例えば、職位がコンサルタントで年収800万円の人が、昇格しなかった場合は年収が+100万円にはならず850万円ぐらいになるというイメージです。

なので、順当に年収が上がっていくためには昇格することが大事になってきます。

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ぼくの場合は2年目でうまく昇格できたので、200万円上がったということですね。

コンサル転職3年目:100万円アップ

そして転職3年目、シニアコンサルタントに昇格してから1年が経過してまたまた給与改訂ですが、100万円上がって1100万円になりました。

正直この年は人事評価はまずまずだったのでそんなに上がらないかなと思っていたのですが、結果的に+100万円という大幅アップになりました。

これで確信したのは、おそらくうちの会社の年収は人事評価に関わらず上がっていくということです。

職位の昇格には評価はとても重要ですが、年収に関してはそれぞれの職位のレンジ内で上がり続けるんだと思います。

シニアコンサルタントの上限がたぶん1100万円なので、そこまで素直に上がったのかなと。

なのでこの説が正しければおそらく来年は昇格しないとあんまり上がらなそうです。

逆に昇格してマネージャーになったら+200万円になるので1300万円になるはずです。

まわりの人にも給料事情はよく聞いているので、大体この説はあってる気がしますね。

まとめ:年収アップは努力<環境

いかがだったでしょうか?

この記事ではぼくが新卒で社会人になってから現在までの経緯と、コンサル転職してからの年収推移について詳しく解説してきました。

コンサルに転職して年収が倍以上になった経験から、年収が上がるのは努力量じゃなくてどこに身を置くかなんだなと実感しています。

要は、儲かってる業界に身を置けば、儲かってる会社が儲かった分だけ給料をくれるということです。

例えば株式投資なら、自分のお金を株価が上がりそうな会社に投資すると思いますが、転職も同じで自分の給料が上がりそうなところに自分の人的資本を投下するべきなんです。

この記事を読んだ方は感じていただけたと思いますが、今コンサル業界はめちゃくちゃ金払いがいいです。

もちろん楽な世界ではないですがホワイト化は進んでいるので、プロジェクトによりますが夜中まで残業とかはほとんどないです。

給料あげたいと思っている人には普通におすすめできるので、興味あればまずはエージェントと話してみてはどうでしょうか?

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またぼちぼち更新するつもりなので、よろしくお願いします!
この記事を書いた人
かみや

かみやブログでは、31歳で事業会社からコンサルに転職した経験を基にコンサル業界について情報発信してます!

▼経歴
大手石油会社6年
ITベンチャー6ヶ月
総合コンサルファーム1年半(現在)

たまに副業のことも発信します!^^

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