やってもやっても仕事がおわらない、、上司からは無限に仕事が降ってくるし。このままだと思考停止してしまう。。
このような悩みにお答えしていきます。
忙しい会社で働いていると、タスクがどんどん積み上がって行ってキャパオーバーになりコントロールできない状況になったことがある人は多いのではないでしょうか?
一時的なキャパオーバーであればまだいいのですが、この状態が長く続くとプライベートがなくなり、毎日ずーっと仕事だけの生活になり最終的には思考停止になってしまう恐れがあります。l
会社の経営者であれば、毎日忙しくても目的があるからいいのですが、いちサラリーマンが長い間キャパオーバーが続くとほんとうに思考停止になります。
ぼく自身、ITベンチャーで3ヶ月働きましたが、忙しすぎて思考停止になった人や鬱になった人もいました。
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今回は、ぼく自身のベンチャーでの経験から、仕事でキャパオーバーになってしまう根本原因と、キャパオーバーで思考停止にならないための対処法について解説していきます。
✔️ 31歳男性
✔️ 大手コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
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それではさっそくいってみよう!
仕事がキャパオーバーなる原因
仕事がキャパオーバーになってしまう原因は以下の通りです。
- 会社が仕事を受注しすぎている
- NOと言えない職場環境
- あなたの責任感が強すぎる
順番に解説していくね!
会社が仕事を受注しすぎている
あなたがキャパオーバーになる大きな原因の1つは、会社が仕事を受注しすぎているという点です。
つまりは以下のような状態です。
仕事を終わらせるために必要な時間>従業員全体のキャパ
この状態だと、みんなで均等に仕事をならしたとしても全員が少しずつ残業をすることになります。
少しずつの残業ならいいですが、実際はみんなでならすというのは稀で、だれかに仕事のしわ寄せが来てその人がキャパオーバーになってしまうというケースが多いです。
ぼく自身、3ヶ月働いてやめたベンチャー企業がこのような状況で、ぼくがいた営業チームは毎日8から夜の1時まで働いていました。
会社としては注文が来たらなかなか断れないんですよね。社長に「もうちょっと頑張って!」と言われながら気付いたらキャパオーバーですね笑
NOと言えない職場環境
次に、NOと言えない職場環境がキャパオーバーの人を生み出してしまう原因になります。
本来は、残業が発生することが予想される仕事は断るべきなのですが、多くの人は「仕事を断る」という経験がないのではないでしょうか?
会社としても、残業しない前提で従業員のキャパを計算し、仕事が溢れる場合は受注を抑えたり採用を強化するなどをする必要があります。
ですが、現状多くの会社では以下のような状態になっています。
- 仕事を振るということは期待している証拠なんだからがんばってくれたまえ
- 振られた仕事を断るなんてサラリーマンとしてあるまじき行為だ
もちろん、「残業してでも働くことが楽しい!」と思っている人もいると思うので、そこは個人の自由なのですが、そうでない人も仕事を断れない状況になっているのが問題なのです。
責任感が強すぎる
また、責任感が強い人は落ちている仕事をすべて拾ってしまい、結局仕事が多すぎてキャパオーバーになってしまうというケースもあります。
ぼくが3ヶ月働いたベンチャーの同僚で、どんな仕事を振られても笑顔で「了解ですっ!」と引き受ける人がいました。
みんなその人のことを頼りにしていたし、ぼく自身もその人のことをすごい人だな〜と尊敬していました。
しかし、結果的にキャパオーバーになってしまい、最後は鬱になって半年間の休職にまで追い込まれてしまいました。
責任感が強いというのは、一定レベルまではいいのですが、気をつけないとかなりまずい状況になってしまう可能性があるのです。
自分のキャパの範囲内で責任感を持って仕事することが大事!
キャパオーバーで思考停止になる前にやるべきこと
ここまでで、仕事がキャパオーバーになってしまう原因について解説してきました。
ここからはキャパオーバーで思考停止になってしまう前にとるべきアクションについてご説明します。
具体的には以下の通りです。
- PCを完全にログオフする時間を決める
- 頑張る仕事と頑張らない仕事をわける
- 仕事を断ってみる
- 転職活動をしてみる
それぞれ説明します!
PCを完全にログオフする時間を決める
まず1つ目に、自分が働く時間を決めてしまいましょう。
具体的には、PCを立ち上げる時間とシャットダウンする時間を固定するのです。
そして、それ以外の時間は仕事から完全に離れましょう。
ぼく自身、キャパオーバーになりかけて苦しんでいた時にやった具体的なアクションは以下の通りです。
- 朝9時になるまでPCを立ち上げない
- 夜9時になったらPCをシャットダウン
- 休日はPCを立ち上げない
- 携帯電話から仕事のアプリ(Slack, メール)を削除
これらを徹底しました。
最初の2週間ぐらいは「こんなことして大丈夫かな?」と心配になりそわそわしましたが、慣れてくるとめちゃくちゃ気が楽になり、プライベートの時間が増えました。
ちなみに、「緊急の用件があればLINEに連絡してください」と同僚に伝えていましたが、実際に連絡が来ることはほとんどなかったです。
勤務時間外にどうしても伝えたい緊急の用件なんてほとんどないのです!
頑張る仕事と頑張らない仕事をわける
働く時間を決めたら、その時間の中で仕事を終えるために仕事に優先順位をつけていく必要があります。
具体的には以下のように分けていきます。
- がんばる仕事
- がんばらない仕事
- やらない仕事
仕事でキャパオーバーになる人の多くは、与えられた仕事すべてに全力で取り組もうとする結果、パンパンになってしまうことが多いです。
「この仕事お願い!」と頼まれたけど、後になって「あの仕事やっぱりやらなくていいよ!」って言われること結構ありません?
あとは「資料作って」と言われて作ってみたら「こんなに細かくなくてよかったのに」と言われたり。
このような無駄な仕事をやらないようにして、勤務時間内でがんばるべき仕事にいかに注力できるかが重要なのです。
仕事を断ってみる
がんばる仕事、がんばらない仕事、やらない仕事にわけたら、やらない仕事を断りましょう。
とは言っても、「この仕事、やりたくないです!」と直球勝負に出たら確実に炎上するので、丁寧にコミュニケーションすることが大切です。
明日のプレゼン資料作成お願いできる?
了解です。ちなみに昨日Aさんが似た内容のプレゼンしてた気がしますね。
そうなんだ!じゃあAくんに聞いてみるよ、ありがとう!
こんな感じで、「仕事を頼まれたらまずはどうやって断るか?」を意識して動いてみることが大事です。
- 頼まれたデータや資料はすでに存在しないか
- その仕事はほんとうに必要なのか
- 自分よりももっと早くできる人はいないか
このような観点から、できるだけ仕事は他人に渡し、自分の仕事に集中できる環境を作りましょう。
転職活動をしてみる
すでにキャパオーバーの悪循環から抜け出せなくなっている場合は、転職してしまいましょう。
これまで記載してきたアドバイス(勤務時間を制限する、がんばらない仕事を決めるなど)は、ある程度まともな会社である前提でのみ成り立ちます。
上司が聞く耳を持たないようなブラック企業、「休日にPCオフ?ふざけんな」と言われるような企業では通用しないケースがあるので、そういう会社は迷わず辞めるべきです。
転職する時は、事前に会社のことをよくよく調べ、上司になる人とよくよく話し、自分のスタイルで働けることを確認することが大事です。
しっかりと会社のこと調べるためには、転職エージェントが役に立ちます。
ぼく自身、はじめての転職のときはまず【リクルートエージェント】に登録し、キャリアカウンセラーの方と打合せしながら転職の情報を収集するところから始めました。
業界最大手で、圧倒的に求人数が多いので情報収集には最適だと思います。
転職エージェントは基本的に完全無料なのでうまく使ってみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか?
仕事がキャパオーバーで思考停止になる原因と、対処法について解説してきましたが、まとめると以下の通りです。
- 仕事がキャパオーバーになる原因は、会社の受注過多と仕事が断れない空気
- 自分を守るために、業務時間を制限する、すべての仕事を頑張らないなどの工夫が必要
- 上司が聞く耳を持たないブラック企業なら転職しましょ
キャパオーバーの状態が続いて思考停止になってしまったら、成長もとまります。
長時間働いてるのに成長しないって最悪なので、ヤバイと思ったら潔く辞めるのが得策です!
この記事が少しでも皆様の役に立てば幸いです。