コンサルティングファームの評価制度ってどうなっているの??
このような疑問に答えていきます。
コンサルティングファームは、「成果主義」「実力があれば20代で1000万円」みたいなイメージがありますが実際の評価制度はどうなっているのでしょう。
ぼく自身、30歳で事業会社からコンサルティングファームに転職して6ヶ月になりますが、すでに2回の人事評価を受けました。
結論から言うと、コンサルの評価はめちゃくちゃシビアでしたね、、!
今回は、コンサルの評価制度についての概要解説に加え、ぼくが実際に受けた評価について詳しく解説していきます。
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それではさっそくいってみよう!
コンサルの評価制度はこんな感じ
コンサルティングファームの評価制度は以下のような感じになっています。
✔️ 評価は、上半期、下半期、ボーナス査定の3回/年
✔️ 昇進・昇給は1回/年
✔️ 評価項目は定量評価(売上合計)と定性評価(上司からの評価)
各コンサルタントは自分の売上を持っており、大体は年間契約ベースで200万円/月、500万円/月のようにクライアントと握っています。
なので例えば200万円/月の契約を持つコンサルタントは、年間2400万円の売上を出したという定量評価になります。
また、定性評価についてはS, A, B, C, Dの5段階でプロジェクトの上司から評価されます。
それぞれの職位で求められる売上を達成し、定性評価でA評価以上がつけば大幅な昇給が期待できます。(100万円/年程度)
さらに、上司からもう一つ上の職位にふさわしいと推薦されたら職位が上がり更なる昇給が期待できます。
一般的な職位のリストは以下の通りです。
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うまくいけば毎年1階級ずつ上がっていくので、コンサルタントの階級で転職したとしても2年後にはマネージャーになるケースもあります。
ぼくが転職して6ヶ月で受けた評価
ここからは、ぼく自身がコンサルティングファームに転職して6ヶ月間で受けた評価について書いていきたいと思います。
ぼくは2021年9月1日に転職しましたが、転職してから今までで評価は2回ありました。
✔️ ボーナス査定(対象期間:11月1日〜10月31日)
✔️ 下半期評価(対象期間:10月1日〜3月31日)
順番に解説していきます!
ボーナス査定(12月)
12月ぐらいにボーナスが支給されるのですが、そのタイミングで「君は1年間これだけやったからこの額のボーナスだったんだよ」という話をする評価面談があります。
ぼくがいるファームの場合ボーナスの評価期間が11/1〜10/31の1年間ですが、ぼくは9月に入ったので9/1〜10/31の2ヶ月間だけが評価の対象になりました。
評価結果は以下の通り。
定量評価:200万円/月×1.5ヶ月(9月半ばにプロジェクト参画のため初月は半額)=300万円
定性評価:C評価(期待を下回る)
コンサル、、シビアだなーと思いました。。(笑)
C評価になった理由としては、「コンサルタントとして1人立ちできていないから」というものでした。
たしかに、異業種からコンサルティングファームに転職して最初の2ヶ月は1人で仕事を進めることができず、上司からアドバイスを受けながら業務遂行していました。
でも入って2ヶ月の人にいきなりC評価って普通の会社ではつけなくないですか?笑
「まあまだ2ヶ月なんだから焦らず頑張りたまえ、以上」みたいな感じだと思っていました。(前職の日系企業ではこうでした)
というわけでコンサルに転職して最初の評価は、とっても苦いものになりました。
2022年度下半期の評価(2月)
そして、間髪入れずに次の評価が来ます。
10/1〜3/31の下半期評価で、これが昇進・昇給に直結する超大事な評価です。
10/1〜3/31と言いつつ、実際は直属上司から人事に2月頭には評価結果を出すらしく、ぼくも2月に上司からフィードバックを受けました。
フィードバックの結果は以下の通り。
定量評価:200万円/月×6ヶ月=1200万円
定性評価:A評価(期待を上回る)
ボーナス査定のリベンジができました、、笑
定性評価の理由としては、簡単に言うと「1人でプロジェクトを回せるようになったから」です。
本当に実力主義・成果主義な世界なんだなーと改めて感じました。
要するに、周りのサポートに頼ることなくクライアントを満足させれば評価されるということなんですね。。
コンサルの評価で大事なこと
というわけで、事業会社からコンサルティングファームに転職して6ヶ月で2回の評価を受けたぼくが感じた、コンサルの評価で大事なポイントについて解説します。
コンサル評価で大事なのは以下2点です。
✔️ 転職直後は低評価を受け入れる
それぞれ解説していきます!
直属上司に信頼されること
コンサルの評価は定量評価と定性評価で決まるわけですが、定性評価は直属上司の一存で決まります。
なぜならファームの人間はプロジェクト内に数人しかおらず、コンサルタントの働きを評価できるのはプロジェクトリーダー(上司)のみだからです。
なので、その上司に「こいつはいいな」と思われないと良い定性評価がつかないです。
ぼく自身、最初の評価では上司に「こいつは放っておいたら危ういからサポートしないとな」と思われてしまったため低評価になってしまいました。
逆に「こいつなら任せておいても大丈夫だな」と思われれば高評価をつけてくれます。
そのためには、上司とのコミュニケーションに気を遣って信頼させることが大事になってきます。
上司からの質問に対して簡潔にロジカルに答える、上司と一緒に出席するミーティングで鋭い発言をするなど(笑)
ぼくも最初は、クライアントに信頼されていれば問題ないでしょ?と思っていましたが、評価においては上司からの信頼が大事だと実感しました。
まあ、上司から信頼されない人はクライアントからも信頼されないのかもしれませんね。
転職直後は低評価を受け入れる
コンサルは完全に成果主義なので、いかなる場合でも成果が求められます。
もちろんそれは「新人だから」とか「まだ慣れてないから」という例外はなくです。。笑
ぼく自身、入って2ヶ月でいきなり低評価がつけられた苦い経験がありました。
反省点としては、最初は死に物狂いで業務のキャッチアップをして、上司のサポートを受けずに業務を進めておけばよかったとも思います。
でも一方で、「最初はみんな低評価がつけられるんだろうな」とも思います。
なので正直、入ってすぐに低評価がついても気にしなくていいというのがぼくの結論です。
2ヶ月で1人立ちできなくても、半年後には1人立ちできるので次の評価で挽回できれば全然OKかなと。
もし次も低評価ならそれは別の問題があるかもしれないので、そこはしっかりとフィードバックをもらって改善していけばいいと思います。
新人だからという言い訳は通用しないですが、成果を出せばしっかりと評価される世界なんだなーというのが実感としてあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はコンサルティングファームの評価について解説してきました。
事業会社で働いていた時も評価はあったのですが、「今年もよくやってくれたね、来年も頑張ってくれ。また飲みに行こう」みたいな感じで毎回終わって全然緊張感なかったのですが、コンサルの評価は給料に直結するので本当にドキドキします。
でもやっぱり成果主義の方が日々の仕事のモチベーションも上がるし、評価の納得感もあるしぼくには合っている気がします。ずっと続けるのはしんどいですが笑
もしこういう成果主義の世界に興味があれば、コンサルへの転職を考えてみてはいかがでしょうか?