コンサルの年収ってどれぐらい高いの?高い理由はなんなの?
このような疑問に答えていきます。
コンサルは年収が高そうというイメージはあるけど、なぜコンサルはそんなに年収が高くなるのでしょうか?
今回は、31歳で未経験転職したコンサル2年生のぼくが、コンサルの年収がどれぐらいなのか、またなぜコンサルの年収は高くなるのかについて具体的に解説していきます。
✔️ 32歳男性
✔️ 総合コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
近頃コンサルティングファームは、合格できる可能性はかなり高くなっています。
思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決めてなくても興味があるなら転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。
コンサルの年収はどれぐらい高い?
まずは総合コンサルティングファームで働くコンサルタントの給料を以下2つの観点から解説していきます。
- 職位別の平均年収
- 毎年の上がり幅
職位別の平均年収
それでは最初に職位別の平均年収について見ていきます。
ざっと以下の通りです。()は年齢の目安。
- アナリスト・・500-600万円(23-26歳)
- コンサルタント・・700-800万円(24-35歳)
- シニアコンサルタント・・900-1100万円(25-35歳)
- マネージャー・・1100-1300万円(26-40歳)
- シニアマネージャー・・1300-1700万円(30-45歳)
- パートナー・・2000万円-(34-45歳)
- エグゼクティブパートナー・・2500万円-(40-50歳)
ざっとこんなイメージです。
年齢は目安ですが正直あまり関係なく、若くても実力があればどんどん上がっていけるような感じになっています。
例えば、26歳のマネージャーもいれば33歳のコンサルタントも普通に存在します。
年間の上がり幅もやばい
コンサルの年収は上がり幅もなかなかすごいです。
良い評価をもらうと、昇進を伴わない場合でも年間で100万円ぐらい年収が上がります。
評価が悪いと上がり幅0だったり、場合によってはマイナスだったりもあるみたいですが。
また、コンサルタント→シニアコンサルタントなどの昇進を伴う場合は年間200万円ぐらい上がります。
だから例えば新卒でコンサルタントになった人が良い評価を貰い続けたら、以下のような形で給料は上がっていきます。
- 1年目(アナリスト):500万円
- 2年目(コンサルタント):700万円
- 3年目(シニアコンサルタント):900万円
- 4年目(マネージャー):1100万円
仮に23歳で新卒入社していたら、26歳で年収1000万円超えです。
ちなみに上記は、実際に存在するぼくの知り合いの例です。
なのでコンサルはベースの年収が高く、(評価されれば)年間の上がり幅もえげつないのです。
コンサルの年収が「超」高い理由
ここまででコンサルの年収の高さについて説明してきましたが、なぜこんなに高いのか?を解説したいと思います。
理由は以下の通りです。
- 給料が高くなる構造になってる
- コンサル業界に追い風が吹いている
- 優秀な人材のハードワークに支えられてる
順番に解説していきます!
給料が高くなる構造になってる
まず1つ目に、コンサルティングファームのビジネスモデルが高い利益を上げやすい構造になっているという点があります。
コンサルファームがクライアントに提供するのは「経営課題を解決すること」という非常に大きな価値です。
一方、コンサルファームが実際に提供するコストは「人」だけです。
要するに、人を投入するだけで大きな価値が生まれ、クライアントは高額なお金を払ってくれるのです。
例えば、製造業なら設備投資したり製品を作るための材料が必要だったりと色んなコストがかかりますが、コンサルにかかるコストは「人件費」オンリーです。
だから、コンサルの利益率は高いし、コンサルの年収も高くなりやすい構造だというわけです。
コンサル業界に追い風が吹いている
次に、コンサル業界が絶好調だという点です。
今とにかくコンサル需要がとても大きいのですが、理由は主に以下2点です。
- 希少性の高いデジタル人材を採用できる
- 即戦力を短期間だけ採用できる
昨今、どこの企業でも人手不足が叫ばれていますが、特に足りないのは「デジタル人材」「IT人材」といった人たちですが、コンサルファームはこういった人材をたんまりと抱えています。
喉から手が出るほど欲しいデジタル人材は高い金額を払ってでも欲しい!ということで、コンサルファームは高い収益をあげているのです。
またコンサルが人気なもう1つの理由は、要らなくなったらすぐにクビにできるという点です。
例えばある分野のエキスパート的な人材を正社員として採用したとして、その後プロジェクトが終わってその人の使い道がなくなったとしても簡単にクビにできないのが正社員です。
一方コンサルから借りている人材であれば、契約を更新していけば長く使えますし、不要になったら契約を終了すればいいだけの話なのです。
こういった感じで、優秀な人材を使いたい分だけ使えるという都合の良さがコンサルの人気につながっているのです。
今の時代にこのようなニーズは大きく、コンサル需要は右肩上がりのため、コンサルファームの収益も大きくなるというわけです。
優秀な人材のハードワークに支えられてる
コンサルの年収が高い3つ目の理由は、1人1人のコンサルタントがハードワークをし、大きな価値を出しているという点です。
ここまでで解説した通り、コンサルファームのビジネスモデルは人を投入するだけで経営課題を解決するというものです。
これは、裏を返せば人以外の道具を何も使うことができないので、個々のコンサルタントがめちゃくちゃ頑張る(頭も体も)必要があるということです。
リソースが無い中でなんとかクライアント満足させるための成果を出そうと努力するので、生産性が高くなり、コンサルタントのスキルもどんどん上がり、更に大きな価値が生まれるのです。
なので、コンサルの年収が高いのは、業界が絶好調+高収益なビジネスモデル+1人あたりの生産性が高いという3重構造になっているのです。
これがコンサルの年収が高い理由なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、コンサルの年収と上がり幅、またコンサルの年収が高い理由について解説してきました。
記事の内容をまとめると以下の通りです。
- コンサルの年収はとても高く、新卒4年目で1000万円を超える場合もある
- 高い理由は、①ビジネスモデルが高収益+②業界が好調+③生産性が高いこと
コンサルはなかなかのハードワークが求められたり、常に学び続けないといけないチャレンジングな仕事ではありますが、それができる人にはとっても良い環境だと思います。
ぜひチャレンジしてみてください!