
コンサルファームに内定をもらってからプロジェクトに配属されるまではどういう流れになるの?
このような疑問に答えていきます。
コンサルファームは基本的にプロジェクトベースで働くことになるので、転職の内定をもらった後プロジェクトにアサインされるまでそれなりのステップがあります。
今回は、31歳で未経験転職したコンサル2年生のぼくが、内定からプロジェクトアサインまでの流れをわかりやすく解説していきます!
✔️ 32歳男性
✔️ 総合コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
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近頃コンサルティングファームは、合格できる可能性はかなり高くなっています。
思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決めてなくても興味があるなら転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。
コンサル内定後の流れ
コンサルファームから内定をもらったら、その後は以下のような流れで進んでいきます。
- オファー面談
- 人事とプロジェクトアサイン面談
- 候補プロジェクトの上司と面談
- クライアント面談

順番に解説していきます!
オファー面談
内定をもらったら、次にオファー面談があります。
オファー面談とは、文字通りオファー内容に関するすり合わせをするための面談です。
これまでの面接はどちらかというとファームが審査する側でしたが、オファー面談は「当社はあなたが欲しいのですが、この内容で来ていただけますか?」という面談です。
具体的には、オファー内容は以下のような感じで進みます。
- これまでの面接のフィードバック
- オファーレターの内容説明
説明内容に対して「はいそうですか」と答えておけば終わるのですが、オファー面談では逆質問することがとっても重要です。
具体的には以下のような質問を積極的にしましょう。
- 期待する役割やキャリアパスを説明してもらう
- オファー年収額の定義(賞与や残業込みなのかなど)
- 入社予定日変更できるか
- オファー返答期限
詳しくは以下の記事に書いているので参考にしてください。
また、質問だけでなく交渉も積極的にしていくことをおすすめします。
ぼく自身オファー面談で交渉して+年収50万円を勝ち取ることができました。
詳しくは以下の記事に書いています。
オファー面談は内定獲得後なのでリラックスした気持ちで参加できるのですが、積極的に質問・交渉していくことが大事ですね。
人事とプロジェクトアサイン面談
オファー面談が終わり、正式にオファーにサイン完了したら次に来るのが、人事とのプロジェクトアサイン面談です。
「今こういうプロジェクトがあるけど、どこいきたい?」を人事とすり合わせる面談です。
2〜3個ぐらい出てきたプロジェクトから選ぶわけですが、もしどれも嫌なら別の候補を出してほしいと言うこともできます。
ただ断る場合、自分の中でプロジェクト選択の軸がないと人事も困ってしまいますし「こいつはめんどくさいやつだな」というレッテルを貼られてしまう可能性があるので気をつけましょう。
コンサル未経験であれば正直よくわからないと思うので、いったん選択肢の中から選んでみて、そこを基準にしてその次のプロジェクトから希望を伝えるとかでもいいかなと思います。
あとは、未経験でも入りやすいプロジェクトがいいので、ファーム内に知り合いがいれば「このプロジェクトどう思う?」と聞いてみるのもありですね。
いきなり難しいプロジェクトに入ってしまうと成果が出せずに干されてしまうリスクがあるので、それは避けたいです。
候補プロジェクトの上司と面談
「このプロジェクトがいいです」と人事に伝えると、次はそのプロジェクトの責任者と面談します。
もしそのプロジェクトへのアサインが決まったら、この面談相手が直属の上司になります。
この面談の流れは以下の通りです。
- プロジェクト責任者からプロジェクト概要説明
- レジュメを基に候補者の適性審査
大前提として、この面談は①プロジェクト責任者が候補者を審査し、②候補者がプロジェクトを審査します。
なので、普通に落ちることもあります。
この面談で見られるのは主に、以下です。
- 当該ポジションをこなすスキルが十分か?
- キャッチアップできそうか?
正直、十分にスキルが備わってる人は稀なので、「この人は前向きに積極的に学んでキャッチアップしてくれそうか?」という部分がけっこう大きいです。
なので、コミュ力や熱意といったところはかなり重要視されていると思います。
またレジュメは事前に用意しておく必要があり、コンサルにいる間はこのレジュメがあなたのプロフィール代わりとなりずっと使われます(いつでも修正はできます)。
クライアント面談
プロジェクト責任者との面談で両者とも「OK!」となったら、今度はクライアントとの面談になります。
この面談は完全に「クライアントが候補者を審査する」ための面談です。
なので、ここまできたら基本的に候補者から「やっぱいいです」とは言えないので気をつけましょう。
見られるポイントは基本的にプロジェクト責任者との面談と同じで、以下の通りです。
- 当該ポジションをこなすスキルが十分か?
- キャッチアップできそうか?
ただ、対クライアントなので社内面談と比べてフォーマルなものになりますし、面談の場にクライアント複数人+プロジェクト責任者+ファームの人事担当が同席してけっこうな人数になることもあるので、それなりに緊張感があります。
当然ここで落ちる可能性もあります。
落ちてしまったら第2希望のプロジェクトに応募し、また上述の面談プロセスをやっていくことになります。
今のところコンサルにはたくさんの引き合いがあるので、どこにも行けないということにはならないはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はコンサルに内定をもらってから、プロジェクトアサインまでの流れについて解説してきました。
記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- 内定からプロジェクトアサインまでは面談が4つある
- オファー面談では積極的に逆質問や年収交渉することが重要
- 候補プロジェクトの上司と面談、クライアント面談は適性審査なので落ちる可能性がある
- 落ちても別のプロジェクトに応募すればいいので大丈夫
コンサルに興味があればぜひ挑戦してみてください!