コンサル転職の面接ってどういう流れで進むの?面接のコツは?
このような疑問に答えていきます。
コンサル転職にチャレンジする際、どのような手順で採用試験が進んでいくのでしょうか?
今回は、27歳でコンサル転職失敗し、31歳で2回目のチャレンジをして転職成功したぼくが、コンサル転職の面接について完全解説していきます!
✔️ 32歳男性
✔️ 総合コンサルティングファーム勤務
✔️ 大手石油会社→ITスタートアップ→コンサル(現在)
関連記事:【保存版】未経験中途でコンサル転職するための方法を解説
近頃コンサルティングファームは、合格できる可能性はかなり高くなっています。
思わぬスカウトが来る可能性もあるので、転職を決めてなくても興味があるなら転職エージェントへの登録だけはしておいた方がいいです。
コンサル転職の採用試験の流れ
さっそく中途でコンサル転職する際の採用試験について解説します。
多くの場合、以下の流れとなります。
- 書類選考(職務経歴書、履歴書)
- Webテスト
- 1次面接
- 2次面接
- 内定
順番に解説します!
書類選考(職務経歴書、履歴書)
書類選考で必要なのは、職務経歴書と履歴書の2点です。
特に職務経歴書は重要で、見られるのは主に以下のポイントです。
- 経歴そのもの
- 文章がわかりやすいか
- 正しい日本語が使われているか
経歴そのものは変えられないですが、文章のわかりやすさは工夫することが可能です。
とは言え1人で良いものを仕上げるのは難しいので、他者からフィードバックをもらうことがとっても大事になります。
現役コンサルの知り合いがいればその人にお願いしてもいいですし、転職エージェントのコンサルタントに無料で添削してもらうことも可能です。
Webテスト
だいたいのコンサルは、書類審査が通ったら次はWebテストを受けることになります。
代表的なコンサルファームのテスト形式は以下の通りです。
✔️ デロイトトーマツコンサルティング→TG-WEB
✔️ アクセンチュア→玉手箱
✔️ アビームコンサルティング→SPI
✔️ 野村総研→SPI
✔️ PWC→玉手箱
✔️ベイカレント→玉手箱
いわゆる一般的な形式のもので、事業会社と同じような感じです。
ただ、コンサルはWebテストのボーダーが高く、7〜8割程度と言われています。
また、Webテストの点数はあとの選考にも響くようです。
ぼく自身、今働いているファームから内定をもらった時に「合格した要因は何でしたか?」と聞いたのですが、理由の1つとして「Webテストの点数が高かった」と言われました。
なので、ここでいい点数を取ると後の選考が有利になることは間違いないと思うので、しっかりめに対策しておいた方がいいと思います!
1次面接
さて、Webテストも合格したらいよいよ面接に入ります。
どのファームも1次面接は1対1の、いわゆる普通の面接です。
ちなみにぼくは過去コンサルの面接で惨敗した経験があり、その内容はこちらの記事に書いています。
関連記事:コンサルへの転職活動で応募先が全滅。失敗した理由とは?
以下、ぼくが経験した各社の1次面接の概要になります。
①デロイトトーマツコンサルティング(20分程度)
- 履歴書に沿った質問と受け答え(当たり障りない簡単なもの)
②アビームコンサルティング(45分程度)
- 履歴書に沿った質問と受け答え(鋭い質問多め)
- 戦略とは何か説明してください
- 営業で大事なポイントを3つ教えてください
③アクセンチュア(45分程度)
- 履歴書に沿った質問と受け答え(鋭い質問多め)
- 今の会社でできなくて弊社でできることを教えてください
④野村総合研究所(45分程度)
- 履歴書に沿った質問と受け答え(当たり障りない質問)
⑤ベイカレント(30分程度)
- 履歴書に沿った質問と受け答え(当たり障りない質問)
おそらく職位で言えばマネージャーぐらいで、30歳ぐらいの人が1次面接に登場するのが多いのかなと思います。
2次面接
1次面接を通過したら2次面接です。
2次面接からは各社で形式が違っており、ケース問題が出されることもあります。
▼ケース問題あり
①デロイトトーマツコンサルティング
電子書籍は紙媒体を駆逐するかどうかを説明しなさい
→A3用紙にロジックを整理して面接官にプレゼン
②アビームコンサルティング
ある運送会社が利益を上げるための施策を考えなさい
→ホワイトボードにロジックを整理して面接官にプレゼン
▼ケース問題無し
①アクセンチュア
②ベイカレント
③EY
④KPMG
ただこれも場合によって異なるようで、ケース問題がないと思ってたのに出題されたり、あると思ってたら無かったりといったこともあるみたいです。
なので、ケース問題対策はやっておいた方がいいと思います。
対策していないと何もできずに不合格になってしまう可能性が高いです。
ケース対策も転職エージェントのコンサルタントがやってくれるので、頼るのがいいと思います。
また、多くのファームにおいて面接の回数は2〜3回なので、2次面接に通れば内定がもらえる場合もあります(ぼくはそうでした)。
ただし、戦略部門を志望しているともっと回数が多いみたいですね。
コンサル転職の面接に通るコツ
コンサルの中途採用試験のプロセスを説明してきましたが、ここからはコンサルの面接において重要なことについて解説していきます。
コンサルの面接で特に見られているところは以下の通りです。
- 話に筋が通っているか
- 結論から答えているか
- 簡潔に答えているか
- 愛嬌があるか
- 色んなことを深く考えているか
1がロジカルシンキング、2〜4がコミュ力、5が思考力です。
まず、1が落第点だとコンサルは落とされます。
ロジカルでないというのはつまり面接官が、「あれ、さっきと言ってること違うぞ?」とか「その話、全然根拠なくない?」と思われる状態のことです。
これをクリアした上で、コミュ力に強みがあるのか思考力に強みがあるのかが測られ、どちらかが光っていると合格の可能性は上がります。
ただ最近はコンサル大量採用中なので、1さえクリアしていれば合格している人も一定数いる印象ですが。。
ぼく自身は、ロジカル+コミュ力で合格しました。
内定もらった時に合格理由を聞いてみたら、はっきりとそう言われました笑
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はコンサル転職の面接について解説してきました。
記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- コンサルの採用試験は書類→Webテスト→面接2回が一般的
- ファームによってはケース面接があるので転職エージェントと対策しておくべき
- 面接で見られるのは大きく分けてロジカルシンキング、コミュ力、思考力の3つ
興味があればぜひチャレンジしてみてください!